新卒の就活で会社の合同説明会やセミナーが開かれているのと同様に、第二新卒でも合同説明会やセミナーが開かれています。
しかし、「説明会に行ってみたいけど、日程が合わない」と悩んでいるのではないでしょうか。働きながら転職活動をしていると、転職活動に割り当てる時間が限られてしまいます。
そんなあなたのために、第二新卒の転職で合同説明会やセミナーに参加せずに効率よく転職活動を進める方法を紹介します。
第二新卒の合同説明会とは
社会人経験3年以内の若手社会人や未経験者を対象に、若手社員を求めている様々な企業が出展するイベントです。
あなたのキャリア相談や転職に関する講演など、転職を支援するイベントが開かれています。
転職活動を始めるのであれば、このようなイベントに参加してみることも良い方法です。
しかし、働きながら転職活動をしていると第二新卒の合同説明会に参加できないこともあります。
そこで、第二新卒の合同説明会のメリット、デメリットとともに、合同説明会に行かなくても効率よく情報を仕入れる方法について解説します。
第二新卒の合同説明会イベントのメリット
第二新卒の合同説明会に参加すると以下3つのメリットがあります。
ポイント
1.1日で多くの企業からの説明を受けることができる
2.企業の人事とのつながりができる
3.同じ状況の転職者の知り合いができる
それぞれのメリットについて詳しく説明します。
多くの企業説明を1日で受けることができる
合同説明会に参加すると、企業の様々な情報を手に入れることができます。
なぜならば、イベント会場で直接企業担当者と直接会話をすることで疑問を解消するだけでなく、どのような雰囲気なのか比較することができるからです。
たとえば、企業担当者との会話で体育会系のような元気の良さが滲み出ていれば、そのような社風ということがわかります。
また、人柄の柔らかさを重視していれば人当たりの良い雰囲気を読み取ることができます。
これは、企業の社風に染まっているため自然と滲み出てしまうものです。
中でも、社員が疲弊している雰囲気の会社はブラック企業である可能性が高いので注意しましょう。ブラック企業の社員は顔に疲れが出ていたり、声に張りがないことが特徴的です。
このように、合同説明会では企業への質問を解消するだけでなく、出展している社員の雰囲気から会社の社風を読み取ることができます。
人事と接点が持てる
合同説明会に参加する中で、企業の人事と接点を持てることは大きなメリットです。
なぜならば、このような合同説明会でなければ人事担当者と出会える機会はないからです。
人事に積極的に質問をして、あなた自身をアピールすることで顔と名前を覚えてもらうことができます。
たとえば、人事と顔見知りになったことで、採用を検討している部署にあなたを売り込んでくれる可能性もあります。
そのため、本命の企業が出展しているのであれば人事を見つけてアピールしておくのも良い方法です。
同じ境遇の転職者と知り合える
転職活動をしていると、新卒の就職活動と異なり同じ境遇の人が周りにいないことに気がつきます。就職活動をしていた頃は同級生との情報交換が当たり前のようにありました。
第二新卒の合同説明会に参加すると、新卒の頃のように同じ境遇の転職者と出会うことができます。
なぜならば、第二新卒の合同説明会やセミナーに参加すると同じような目的を持った転職者が参加しているからです。
このような説明会の場で、あなたと同じ境遇の転職者と情報交換をしておくと転職のモチベーションをあげることができます。
合同説明会に直接足を運ぶことで、あなたと同じ境遇の転職者に出会えて情報交換できることも大きなメリットです。
第二新卒の合同説明会イベントのデメリット
第二新卒の合同説明会に参加するとメリットしかないと思われがちです。しかし、合同説明会に参加することで以下3つのデメリットもあります。
ポイント
1.企業から展開される情報に疲れ、冷静に判断できない
2.合同説明会では実際よりも良く見せようとしている
3.時間、交通費がかかる
それぞれのデメリットについて詳しく説明します。
企業から展開される情報に疲れ、冷静に判断できない
合同説明会では企業から多くの情報を手に入れることができる反面、疲れていて冷静に判断できなくなります。
なぜならば、情報を整理するとともに歩き回ることで肉体的疲労感も伴っているからです。
たとえば、合同説明会で数時間も歩いていると疲労感が高まり、企業が提示している情報を冷静に吟味することができなくなります。出展している会社からの一方的な説明をそのまま受け取ってしまい、冷静に判断できなくなってしまいます。
合同説明会に出展している企業も、自社にとって悪いイメージの情報は流しません。そのため、合同説明会の情報は冷静に判断する必要があります。
合同説明会では実際よりも良く見せようとしている
合同説明会に出展している企業から実際の様子を知ることはできません。
なぜならば、限られた期間の展示会ではどの企業も実際よりも良く見せようとするからです。
そのため、短時間で転職者にどれだけ良い印象を残せるか必死になってしまいます。
しかし、短い時間で企業に対しての良し悪しを判断することはできません。
合同説明会の印象だけで企業を判断するのはやめて、一歩下がって落ち着いた状態で判断しましょう。
時間、交通費がかかる
合同説明会に行くには、交通費だけでなく時間も費やします。往復の移動時間を含めて丸一日潰れてしまうと考えて良いでしょう。
働きながら転職活動を進めていると、合同説明会のために丸一日費やすことは効率よくありません。
なぜならば、働きながら転職活動を進めていると、合同説明会のために有給をとるか休日を潰さなければならないからです。
たとえば、有給を取りにくい会社であれば、合同説明会の開催期日に合わせて取得することが難しいでしょう。
また、せっかくの休日を丸1日潰して遠くの会場へ足を運んでも疲れてしまって冷静な判断ができなくなってしまいます。
このように、時間やお金を使って情報を集めるよりも、効率良く企業情報を仕入れることができます。
第二新卒が効率よく情報を集める方法
第二新卒の合同説明会についてメリットとデメリットについて述べてきました。合同説明会では、実際に人に会って情報を仕入れることになります。
しかし、実際に足を運ぶよりも効率よく情報を仕入れる方法があります。
転職エージェントを活用
第二新卒が企業の情報を効率よく集める方法として、転職エージェントを利用することをおすすめします。
なぜならば、転職エージェントを活用すれば多くの会社からあなたの条件に合う会社を探し出してくれるからです。
たとえば、あなたが職場で働いている時でも転職エージェントはあなたの代わりに会社の情報を集めてきてくれます。さらに、過去に転職エージェントを使って入社した社員から現場の様子を聞き出してくれます。
現職の社員からリアルな社風を聞き出せることは大きなメリットです。そして、これは合同説明会では手に入れることのできない貴重な情報です。
「第二新卒の合同説明会に足を運ぶ時間がないけれど、効率よく企業のリアルな情報が欲しい」と考えているならば第二新卒に特化した転職エージェントをおすすめします。
まとめ
第二新卒の転職活動では企業の情報集めが欠かせません。合同説明会に参加することで様々な企業の情報を仕入れることはできますが、体力的に疲れてしまい企業の情報を冷静に見極めることができなくなってしまいます。
また、合同説明会で積極的に質問をすることが苦手な人も多いのではないでしょうか。「この質問をしたら企業側に悪い印象を持たれてしまうかな」と尻込みしてしまうこともあると思います。
このように、合同説明会で効率よく企業の情報を集めるよりも第二新卒に特化した転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントの担当者が、カウンセリングを行なった後にあなたに合った求人情報を案内してくれます。あなたが働いている間に着実に転職活動を進めてくれる強い味方ですので、効率よく転職活動を進めてくれます。
第二新卒の転職で一歩踏み出すために転職エージェントの活用をおすすめします。