「何社も受けているのに、不採用ばかり……」
「面接でうまく伝えられない……」
「転職理由ってどうやって伝えたらいいのだろう……」
「新卒の時は楽勝だったのに、第二新卒の転職がこんなに難しいなんて……」
第二新卒として転職活動を続けている中で、このような悩みを抱えていませんか?
第二新卒の転職活動がうまくいかない時は、うまくいっていない原因を知ることが重要です。それでは、その原因とは何でしょうか?
そこで、今回は第二新卒の転職がうまくいかない原因と、対策方法についてお話しします。
第二新卒の転職がうまくいかない原因と対策
第二新卒の転職活動は人生で初めての転職です。新卒の時とは履歴書の書き方も、面接でのアピール方法も違います。また、一度会社に就職していたため、退職理由を問われます。
第二新卒の転職活動は、新卒の就職活動とは異なるため「転職活動がうまくいかない」と感じたならば、その原因と対策を見ていきましょう。
履歴書の内容が薄い
第二新卒の履歴書に求められる内容は、新卒時の履歴書の内容と異なります。
なぜならば、履歴書に記載された自己PRに熱意が無いと採用側は良い印象を抱かないからです。
たとえば、自己PR欄の内容が以下のように熱意を感じられない場合、書類選考の時点で落とされます。
ポイント
「御社のサービスを利用した際に感動したため、御社を志望いたしました」
このように、短い文章で内容の薄い自己PRを書かれても、採用企業の印象に残りません。そのため、このような薄い内容の志望動機や自己PRを記入しないようにしましょう。
面接で第二新卒らしさが無い
新卒の頃の就職活動では、これからの可能性が期待されたように、第二新卒の転職では「第二新卒らしさ」が求められます。第二新卒は新卒社員とは異なりますが、中途社員のように短い期間の実績をアピールしてもうまくいかないでしょう。
なぜならば、3年未満の社会人経験があるからといって、中途社員のような即戦力にはなれないからです。
たとえば、企業は短い期間で築いてきた成果をアピールする転職者よりも、即戦力になれるほどの実績を積み重ねてきた中途社員の方を選ぶからです。
第二新卒枠で応募するのであれば、「企業が求めている第二新卒者」について研究してから臨む必要があります。
退職理由が言い訳になっている
面接で退職理由を聞かれた時に、うっかりと会社や周りの人物の責任にして答えてはいけません。
なぜならば、前職の退職理由についての言い訳を伝えてもあなたの印象が悪くなるだけで、面接の場にふさわしくないからです。
たとえば、退職理由について「会社の環境が悪い」や「上司に問題があった」などの答え方をした場合、言い訳に聞こえるだけで採用担当者に良い印象を与えません。
退職理由が言い訳に聞こえてしまう場合、あなたの価値を下げてしまうだけです。そのため、退職理由をについて質問を受けた時は早期で退職することをきちんと反省して、前向きな内容で答えましょう。
転職理由がはっきりしていない
転職の面接では、「なぜ、転職をするのですか?」という質問が必ずあります。その質問には、あなたが希望する会社に入社して将来なりたい姿があり、どのような目的意識を持っているか知りたいという意図があります。
なぜならば、転職理由とあなたの行動が一致していないと採用者側は不信感を抱いてしまうからです。
たとえば、以下のような転職理由は、行動に一貫性がないという印象を与えてしまいます。
ポイント
学生時代は英語学科に在籍して、海外留学経験があります。
現在の会社ではIT企業で営業の仕事をしていますが、残業時間が長く仕事を辞めようと決心しました。
パソコンの事務作業の仕事が向いていると思うので、待遇面の良い会社への転職を希望しています。
このような一貫性のない転職理由では、面接官を不安にさせるだけです。
そのため、あなたが目的意識を持って転職活動をしたことをアピールする必要があります。あなたのこれまでの経験をきちんと棚卸しして、言動に一貫性を持たせるようにしましょう。
第二新卒の転職を成功させるための方法
転職活動がうまくいかない原因について幾つか述べてきました。しかし、この原因が明らかになっただけでは転職活動は成功しません。
それでは、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?
それは、転職で成功した人が行ってきたことを参考にして、あなたの転職活動を客観的に見直すことが必要です。
転職活動がうまくいかない原因を見つめ直し、成功へ近づく方法について見ていきましょう。
履歴書の自己PRを見直す
第二新卒の履歴書では、新卒時の書類選考で成功してきた経験は通用しません。これまで成し遂げてきた実績よりも、転職への意欲や新しい仕事へのやる気が重視されます。
なぜならば、第二新卒の募集をかけている企業は、第二新卒に望んでいる理想像があるからです。それは、年齢の若さとこれからの将来性、そして会社に貢献できる人物となれるかどうかです。それらの熱意を自己PR欄に記載する必要があります。
それでは、具体的にどのような内容をかけば良いのでしょうか?
実績が乏しくても、以下の点を意識して自己を作成しましょう。
ポイント
・第二新卒者らしい若さをアピールする
・仕事への熱意をアピールする
・仕事への目標を持ち、それを達成するためにどのような行動をしているか伝える
たとえば、これらの点を意識して以下のような自己PRを記載することができます。
ポイント
前職は営業職に就いていました。会社の目標を達成するために、どのようなプロセスで提案すべきか日々考えていました。そこで、営業職として実績を挙げている先輩社員たちへ質問を行い、ノートに記録して良い点を真似てみました。
その結果、エリア内の売り上げランキングが15位から9位に上がることができました。先輩社員たちが行ってきたお客様への日々の声かけを行い、その中から反響のあった数を数値化して、日々行動の改善を行いました。
これにより、課題が見つかり、それを解決していくことで営業成績が上がったのだと思います。この習慣は転職後も続けていき、20代で営業成績上位を狙える社員になりたいと思っています。
このように、些細なことでも良いので、積極的に仕事に取り組んできたことをアピールしましょう。なかなか積極性を見せる機会が少なかったのであれば、仕事で良い業績を残すために毎日コツコツと努力してきたことを伝えましょう。
退職理由を見直して転職理由につなげる
退職理由の伝え方によって、採用担当者が転職者に抱く印象が大きく変わります。
なぜならば、面接官は第二新卒者が早期に退職する理由が気になるからです。そのため、第二新卒の面接では退職理由の内容について細心の注意を払わなくてはいけません。
先に述べたような前職の会社の環境や、あなたの周囲の同僚への不満を退職理由として伝えてはいけません。
退職理由について質問された際には、以下の点について意識して退職理由を伝えましょう。
ポイント
・まずは、早期に退職することについて深く反省する
・退職することについて言い訳をしない
・退職理由はポジティブに伝える
・希望している会社で働きたいという理由を加える
上記に述べた内容を含み、たとえば以下のような退職理由の伝え方を意識してみましょう。
ポイント
「早期に退職してしまうことについて、私は深く反省をしております。しかし、御社の海外企業に向けたサービスは、前職では得ることができない貴重な経験と思っております。そのため、私も御社のように海外展開している企業で貢献したいという思いが強まり、転職を決意しました。」
退職理由を伝えることは、非常に難しいことです。しかし、伝え方によっては面接官に好印象を与えることができます。退職理由は必ず質問されることですので、事前に準備して面接に臨みましょう。
転職エージェントを利用する
ここまで自分だけの力で転職活動を続けることに限界を感じていたら、転職エージェントを利用してみましょう。
なぜならば、転職エージェントとは、転職に必要な履歴書・職務経歴書の書き方から、応募する企業への面接対策、内定の交渉まで、あなたの転職活動を全面的に無料でサポートする転職サービスだからです。
たとえば、求人探しや履歴書・職務経歴書の書き方、面接の対策の悩みは転職エージェントを活用することで解決できます。他にも、転職エージェントを活用することで以下のようなメリットがあります。
ポイント
・10万件以上の非公開求人を紹介
・第二新卒の転職に特化
・ブラック企業を回避してくれる
転職エージェントの手厚いサービスが全て無料の理由は、企業の立場では良い人材を紹介してくれるサービスのため、企業に合った優秀な人材を仲介することで企業から成功報酬を得ています。
まとめ
第二新卒の転職がうまくいかないと感じていたのであれば、まずはその原因を深く掘り下げていきましょう。企業に提出する履歴書・職務経歴書の見直し、面接でのあなた自身の様子、退職理由が言い訳になっていないかを振り返りましょう。そして面接では必ず転職理由について質問されますので、第三者が聞いても一貫性のある内容にまとめましょう。
そして、第二新卒の転職を成功させるためには、第二新卒として転職を成功させた人たちを真似ることが重要です。履歴書の自己PRで企業へ良い印象を残し、あなたの退職理由を見直して、説得力のある転職理由につなげると良いでしょう。
そして、転職を確実に成功させるためには、第二新卒に特化した転職エージェントを活用しましょう。すでに転職エージェントを利用していても、2社3社と複数登録することで様々な転職エージェントを活用できます。それぞれの長所、短所を補いながらの転職活動がオススメです。