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第二新卒の転職で社会人をやり直す!もう一度志望企業・業界に転職する方法 

第二新卒の転職で社会人をやり直す!もう一度志望企業・業界に転職する方法

「入社前聞いていた業務内容と違う……」「毎日、終電まで仕事で土日も休めない……定年まで仕事を続けていけそうにない」と辛い状況で悩んでいませんか? 

入社する前と入社した後で、実際と違っていたと思うことは多くあります。 

あなたが入社して3年未満であれば、第二新卒として社会人をやり直すことができます。 

そこで、第二新卒として社会人をやり直す方法についてお伝えします。 

 

なぜ第二新卒で社会人をやり直せるのか? 

仕事をしていると、「思っていたキャリア像と違う」「人間関係に疲れた……」「この仕事に向いていないかも」と感じてしまうことはありませんか? 

新卒で就職できるのは人生で一度きりですが、入社3年未満で25歳前後であれば第二新卒として社会人をやり直すことができます。 

第二新卒とは一般的に、新卒で入社して社会人経験が3年未満で25歳前後の年齢の転職者を指します。近年では若手社員が足りないこともあり、第二新卒者の採用に積極的な企業も増えています。 

もちろん、第二新卒の転職にはメリットだけでなくリスクもあります。そこで、第二新卒の転職が生まれた背景と注意すべき点をお伝えします。 

第二新卒採用枠ができた理由 

第二新卒枠の採用が行われ始めたのは、2006年前後です。 

なぜならば、1995年から2005年の10年間は「就職氷河期」と呼ばれる時期で、多くの企業が新卒の採用を減らしていたからです。 

それにより、大学を卒業してもフリーターとなってしまう人が多く輩出され、一方で企業の若手社員が不足してしまうという問題が起きてしまいました。 

そのため、企業側は不足している若手社員の人数を補うために、実務経験は少ないけれどこれからの成長が期待できる第二新卒の採用枠を設けたのです。 

企業が第二新卒を採用するメリット 

第二新卒の転職をするにあたり、企業側が「なぜ第二新卒の採用を行うのか」について知る必要があります。第二新卒を採用する背景に、「コストをかけずに若い人材が欲しい」という企業側の狙いがあります。 

なぜならば、第二新卒者はそれほど長くはありませんが、企業で働いてきた経験値から社会人としてのマナーが備わっているため、研修を行う必要がないからです。 

たとえば、新卒時には取引先との電話応対やメールの書き方、名刺交換など研修が必要です。研修を開くためには、時間もコストもかかります。第二新卒であれば、新入社員が受ける研修は必要ないため、コストをかけずに若手社員を採用することができます。 

このように企業側は、コストをかけずにこれから先の会社を背負える若手社員を採用したいことから、第二新卒の採用に積極的になりました。 

第二新卒が転職するときの注意点 

転職にはリスクがついてきますが、第二新卒の転職にも以下のようなリスクはあります。 

ポイント

・キャリアをゼロから始めるため、年収が下がる可能性がある 

・希望する企業が第二新卒の採用を行っていない 

再び就職をやり直す第二新卒の転職では、年収面が上がることは望めないことが多くあります。 

なぜならば、第二新卒は一から実績を積み重ねていくため、新卒が実績を積み重ねることと同じとみなされるからです。 

たとえば、1時間あたりの労務費について会社内では役職ごとの金額設定があります。一般社員と課長クラスでは当然、労務費に差があります。新卒と同じで実績の無い第二新卒であれば、新卒と同じ年収であって当然なのです。 

また、あなたが希望している企業が第二新卒の採用を行っていない場合があります。 

そのため、第二新卒としてやり直したいのであれば、事前に第二新卒の募集を行っているか調べておきましょう。 

たとえば、第二新卒に特化した転職サイトを利用して、第二新卒の転職情報収集に役立てましょう。 

このように、第二新卒の転職には注意しなければならないこともありますが、「転職をしてやり直したい」と覚悟を決めているのであれば、それほど問題にならないでしょう。 

第二新卒転職したほうがいい場合 

第二新卒として転職するにあたり、「転職すべきだろうか」と迷うことがあると思います。 

転職は慎重に行うべきものですが、年齢が若い方が転職して人生を変えるチャンスに恵まれています。 

中途半端に転職を望んでいるのであれば、書類選考や面接で必ず落とされてしまいます。転職したいと考えるまでに至る経緯が必要です。 

そこで、第二新卒で転職した方がいい場合についてお伝えします。 

職種や業界を変えたい 

現在の職種や業界に対して「このまま続けていけそうにない」と感じているのであれば、第二新卒枠の転職をオススメします。 

なぜならば、第二新卒の転職では過去の実績が重視されないため、異なる職種に転職することができるからです。 

たとえば、転職市場では年齢が高くなるにつれて、未経験の業界への転職は難しいものとなります。社会人経験4年以上になれば、経験者しか採用しない企業がほとんどです。 

そのため、職種や業界を変えたいと考えているのであれば、第二新卒のうちに転職すると良いでしょう。 

転職してやりたい仕事が明確 

現状が嫌で「なんとなく転職したい」という気持ちで転職を決断してはいけません。あなたが転職をしてどのような仕事をしたいかが重要です。 

なぜならば、なんとなく転職をしたいという気持ちでは、面接で明確に転職理由を答えることができないからです。 

転職の面接では、必ず転職理由について質問されます。そのために、筋の通った転職理由が求められます。 

たとえば、転職理由として以下のような内容であれば、面接官に納得してもらうことができます。 

ポイント

私はこれまでシステム開発の営業職の業務を行ってきました。これまで金融機関や教育の現場へ様々なシステム開発案件を営業してきました。営業の仕事を続けていく中で金融機関の開発職の仕事をしたい思いが高まり、金融機関のシステム環境開発に強い企業への転職活動を始めました。 

このように、転職をする際には「なぜ今の会社を辞める必要があるのか?」「転職してどのように活躍したいのか?」この2点を明確にしておきましょう。 

ブラック企業で働いている 

ブラック企業で働いている場合、一刻も早く転職をすることをオススメします。ブラック企業の定義は主に以下のような特徴があります。 

ポイント

・毎日終電まで仕事、または徹夜で家に帰れないことが当たり前 

・残業しても残業代が一律で決められている

・残業代が支払われない

・ノルマに追われて上司のパワハラが日常的

・休日出勤が当たり前で代休が取れない 

このように、毎日肉体的、精神的に追い詰められている状態で仕事を続けていると体を壊してしまい、まともに仕事をすることもできません。 

たとえば、毎日終電間際まで働いて土日も休みがなければ、慢性的な睡眠不足に悩まされます。働いている時間が長いほど、身体が活動状態になるため疲労が蓄積し続けてしまいます。やがて、疲労感が抜けずにだるい状態が続きます。その疲労感の症状がひどい場合は、うつ状態となってしまうのです。 

このように、ブラック企業で働き続けることは、精神的にも肉体的にも良い影響を与えません。もし、あなたが先に述べたような特徴を持つブラック企業に勤めているのであれば、体を壊さないうちに早めに転職をすることをオススメします。 

第二新卒転職するメリット 

社会人経験が浅く、実績もほとんど無い若手に位置する第二新卒ですが、転職市場では若いほど転職のチャンスに恵まれています。 

早い段階で転職を決断することで、あなたのキャリアをやり直すことが可能です。 

第二新卒の転職におけるメリットについて紹介します。 

望んだ企業や職種・業界へ転職できる 

第二新卒の転職のメリットとして、異なる職種や業界へ転職することができます。 

なぜならば、第二新卒者を募集している企業は、第二新卒者に対して将来のポテンシャル社会人としてのマナーを備えているかに注目していて、実務面はそれほど重視していないからです。 

これにより、未経験の職種や業界でも第二新卒として募集しているのであれば、挑戦することができます。これは転職市場で当たり前のように思いますが、大きなメリットがあります。 

たとえば、「この仕事が合わない」と思いながらとりあえず3年以上続けて転職する場合、第二新卒としての採用枠に入れないため、一般的な中途社員として応募することになります。 

この積み重ねた社会人経験と実績が転職市場で評価されるため、他の職種や業界に転職することが非常に難しくなります。そのため、仕方なく同じ業界で転職せざるを得なくなるのです。 

一方、第二新卒者であれば実績は重視されないため「この業界に合わない」「この職種を続けていくことは難しい」と感じたのであれば、3年以内に第二新卒として転職することをオススメします。 

大手企業や格上の企業へ転職できる 

第二新卒のもう一つのメリットとして、大手企業や格上の企業に転職することができます。 

なぜならば、新卒で学生が一斉に就職活動を行うよりライバルが少ないからです。 

たとえば、企業は新卒の採用を行う際に決まった時期に募集をかけます。そこに、卒業を控えた学生たちが一気に応募をかけるので、競争率は非常に高くなります。 

一方、第二新卒者の募集に関しては、必要な時期に第二新卒の募集をかけるため応募する人数も少ないのです。 

このように、新卒時には多くの競争相手がいたために敷居が高く見えた企業でも、ライバルが少ないことで圧倒的に狙いやすくなります。 

また、第二新卒に特化した転職エージェントを活用すれば、募集をかけている多くの企業の情報を得ることができます。転職エージェントは第二新卒者と企業の適合を図るので、あなたの志望に合った企業を選び出してくれます。 

まとめ 

社会を知らない学生のうちにやりたいことを見極めるのは難しく、入社してから本当にやりたい仕事が見えてくることは多いでしょう。 

転職してやりたい仕事が明確であったり、過酷な職場環境で働いていて辛い状況であったりすれば、転職を決断することも一つの手段と言えます。 

第二新卒の転職であれば、新卒時の就職で失敗してしまったことをやり直すことが可能です。 

しかし、第二新卒の転職はあなたにとって初めての転職活動でもあります。 

そこで、第二新卒に特化した転職エージェントを活用することをオススメします。 

なぜならば転職エージェントは、一般に公開されていない求人情報を数多く抱えていて、内定まで徹底してサポートしてくれるからです。 

第二新卒のメリットを武器に、転職エージェントを活用してあなたの転職を成功させましょう。 

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