履歴書・職務経歴書

第二新卒で異業種へ転職する時の職務経歴書の書き方

 

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転職市場で異業種への転職は難しいと言われています。 

その理由として、これまでどのような経験を積んできて、その経験が転職後も活かせるのかという点で判断されるからです。 

これは、職歴の浅い第二新卒でも当てはまることで、採用側は第二新卒に対してある程度の経験を期待しています。 

そのため、転職を希望する会社が求めている人物像とあなたを合致させる必要があります 

そこで、第二新卒が異業種へ転職する際の職務経歴書について説明します。 

 

第二新卒は異業種に転職しやすい?

第二新卒が異業種へと転職しやすい理由として、第二新卒の「職歴の浅さ」があります。 

これは、前職の職場での仕事のやり方が固まっていないので、新しい社風に新卒のように簡単に馴染むからです。第二新卒を受け入れる会社もその点について期待しています。 

しかし、第二新卒者ならば誰でも簡単に転職できるとは限りません。 

そこで、異業種へ転職するポイントとしては以下の2点を押えておきましょう。 

ポイント

1.読み手を意識して志望動機を明確に 

2.スキルや資格は応募先の会社にメリットのあるものをアピール 

読み手を意識して志望動機を明確に

第二新卒で異業種に転職する場合、応募する会社の採用担当者を納得させる志望動機が必要です。 

なぜならば、面接に進んだ際に「なぜ、あなたは前職と違う業種の弊社に応募したのですか?」と志望動機について質問をされるからです。 

そこで、前職についてのネガティブな理由を避けて、新しい業種へ転職したいという明確な理由を示す必要があります。 

たとえば、私の場合は建築系の業界からIT系の業界へ転職しました。明らかに異なるスキルの業界でしたが、土日にWebスクールに通ってWebサイトのフロントエンドを構成するスキルを身につけました。 

WebスクールではIllustrator、Photoshop、HTML、CSS、JavaScript、PHPといった必要なスキルを学び、転職時にそれらの経験と成果物を提出した上で志望動機を伝えました。 

このように、応募先の会社が必要としているスキルを学んだことを志望動機と合わせて伝えることで、内定獲得率が上がります。 

「この会社で働きたいです」だけでは説得力に欠けるため、以下のような文面であなたの志望動機を固めましょう。 

ポイント

「御社の〇〇職で働きたいため、終業後や土日を使って御社の業務に関する知識とスキルを磨いてきました」 

行動が伴うことであなたの志望動機の説得力が格段に高まります。 

スキルや資格は応募先の会社にメリットのあるものをアピール

職務経歴書を充実させるために、持っている資格やスキルを全て書き出したくなりますが、それはやめておきましょう。 

なぜならば、一生懸命に多くのスキルを並べても転職先の会社に関係のないスキルや資格ならば意味がないからです。 

そのため、異業種へ転職したい場合、その企業に対してメリットがあるものを記載しましょう。 

たとえば、IT企業で最低限必要なスキルを調査して、それについて前職時から学んで実際にWebサイトを構築していることを伝えれば効果的です。 

本やインターネットで調べて読むだけならば誰でもできます。しかし、手に入れた知識で行動を起こすことが重要です。 

「アピールできるスキルや資格なんてない」と悲観せずに、転職したい企業にとってメリットのあるスキルや資格を調べて、学びつつ実際に行動に移していきましょう。 

第二新卒が職務経歴書でアピールするポイント

第二新卒がアピールするには、新卒の時と同じような方法では通用しません。社会人経験が浅いこともあり、どのようにアピールすべきかわからないのが本音です。 

しかし、第二新卒にはポイントを押えたアピール方法があります。採用担当者が重視しているポイントを押えてアピールポイントをまとめていきましょう。 

採用担当者が見ているポイント

第二新卒の採用にあたり、採用担当者は以下の3つの点を重視しています。 

ポイント

1.仕事における得意なこと、不得意なこと 

2.仕事に対しての将来性

3.早期退職したことに対する想い 

これら3点は採用に大きく影響する部分です。 

たとえば、「1.仕事における得意なこと、不得意なこと」を選考段階で把握しておかなければなりません。転職者がどのような仕事に向いていて、組織に組み込めるかを考える必要があります。 

また、「2.仕事に対しての将来性」で入社後にどのようなことで伸び代があるのかを知っておく必要があります。採用後に戦力にならない人材は採用面接の段階で避けたいからです。そのため、将来にやりたいことがあって現在はどのような努力を続けているかを採用担当者に示す必要があります。 

3点めの「3.早期退職したことに対する想い」について、第二新卒側にとっては言いにくいことかもしれませんが、長く働いて欲しいと考えている採用側として非常に気になるポイントです。早期退職をすることに対してきちんと受け止めていて、真面目に働く意欲があることを示しましょう。 

経験が浅くても第二新卒がアピールするには

第二新卒が職歴を記入する際に、自身の経験の浅さから何も書くことがないと諦めてしまう人もいます。 

しかし、第二新卒は社会人経験が短いため職務経歴書を充実させることが難しくて当然です。そのような中でも、第二新卒の転職を成功させている人は多くいます。 

なぜならば、第二新卒の転職を成功させている人たちは、経験が浅くても自分自身のアピール方法を以下の点に注意して、職務経歴書をまとめているからです 

ポイント

1.新卒で入社した会社で、自分ができるようになった業務を網羅する 

2.第三者にあなたのアピールポイントを聞く

3.学生時代に取り組んできたことを伝える 

たとえば、「1.新卒で入社した会社で、自分ができるようになった業務を網羅する」方法として、入社してからあなたができるようになった業務や新しく知ったことを書き出してみましょう。その中にはあなたが転職を希望する企業と合致したものが出てくるかもしれません。まずは、あなたの情報を全て書き出すことから始めて下さい。 

次に、「2.第三者にあなたのアピールポイントを聞く」やり方として、前職の先輩社員や同期、家族や友人にあなたの長所を聞いてみましょう。第三者の客観的な意見は、あなたが気づかなかった強みを見つけることができます。 

第三者にあなたのアピールポイントを聞く際に、あなたの長所を応募先の会社で仕事として活用できるかどうかという点を重視して聞いて下さい。最も効果的な方法として、第二新卒の転職エージェントに登録して、担当者からあなたのアピールポイントを導き出してもらうことがお勧めです。 

第二新卒は職歴が浅いため、「3.学生時代に取り組んできたことをえる」ことも重要です。あなたの在籍していた学部が応募先の会社の業務に繋がっていれば、さらに効果があります。あなたのことをより深く知ってもらうために効果的ですが、職歴のアピールよりも少ない量で話しましょう。 

職務経歴書の書き方

職務経歴書を書く際に、誰もが以下の3点について注意しなければいけません。 

ポイント

1.志望動機 

2.スキル

3.自己PR 

いきなり履歴書や職務経歴書に書き出すのではなく、事前にメモ帳に書き出して整理しておきましょう。 

第二新卒の志望動機の書き方

第二新卒の志望動機を書く際に、前職を辞めた理由を整理しなければなりません。 

なぜならば、前職を辞めた理由については、多くの人がネガティブな理由を抱えているからです。 

しかし、そのネガティブな退職理由も表現のやり方で採用担当者を納得させることができます 

たとえば、応募先の会社が前職よりも大きい会社だった場合、以下のように言い換えて伝えましょう。 

ポイント

修正前「前の職場の規模が小規模だったため転職を決意しました」 

修正後「これまで学んできたことを、より大きな規模で生かしていきたいので転職を決意しました」 

このように、応募先の会社の特徴に注目して転職理由をまとめましょう。前職を振り返って愚痴のような志望動機を話されても、採用担当者には全く関係ありません。 

そのため、同じような内容でも応募先の会社に合わせて前向きな気持ちで転職を決意したことを伝えましょう 

第二新卒のスキルのアピール

第二新卒で異業種に転職する場合、スキルアピールが最も難しいところです。持っている資格やスキルを並べただけでは、応募先の会社が「採用したい」と思うことはありません。 

応募先の会社に合わせて的確にスキルをアピールすることが重要です。 

なぜならば、第二新卒で異業種への転職を成功させた人は、応募先の会社に「ぜひ、この人が欲しい!」と思わせるように、スキルアピールコツを押さえているからです。 

これは、異なる業種で培ってきたスキルを新しい環境でも生かせることがポイントです 

たとえば、あなたが前職で営業職に就いていた経験があり、応募先のIT系企業で技術職に転職したい場合、営業職で培ってきたことがどのように技術職で生かせるかを考えます。 

以下のように前職の経験を応募先の会社に繋げてみましょう。 

ポイント

「前職の営業職では、お客様と直接交渉する仕事が中心でした。御社での技術職でもお客様と金額や工数について直接交渉する場があると聞いております。私は技術面はまだまだ未熟で、現在は勉強を継続中です。しかし、私の培ってきた営業力をお客様との交渉に生かしていきたいと考えています」 

このように、技術面が足りていないことは明白ですが、勉強を継続していることで前向きな姿勢が伝わります 

そして、前職が営業職でお客様と交渉してきた経験があると、応募先の会社にとっては「技術面はこれから伸ばしてもらうとして、将来的に営業をしてきた経験は生かせそうだ」となります。営業力を持ち合わせた技術職は1つの会社だけで育てることは難しいため、異業種で経験してきたことは捉え方を変えれば大きな強みになります。 

第二新卒の自己PR

第二新卒の自己PRを考える際に、「PR」と「アピール」の違いを知っておきましょう。PRとは Public Relationsという英語の頭文字をとったものであり、会社と良い関係を築くための提案を意味しています。一方でアピールとはAppealと表記され、主張したり訴えたりする行為を指します。このように自己PRと自己アピールは意味が異なることを念頭に置いてください。 

自己PRとは、お客の要求を聞き取りそこに合わせたサービスや商品を展開する仕事と同様に、会社に対してあなたのことを売り込むことです。 

なぜならば、応募先の会社があなたのことを採用することでどのようなメリットがあるかを知りたいからです 

自己PRでよくある間違いとして、応募先の企業が求めていないスキルや実績を職務経歴書や面接で主張することです。応募先の会社が求めていないスキルや実績を提案されても、相手側があなたを採用したいとは考えません。 

そのため、応募先の会社が求めている人物像に対して具体的で明確な提案をしましょう。 

たとえば、応募先の会社でこの先に必要とされるスキルが分かれば「私がこれまで経験してきたことが役に立ちます」といったように、あなたを採用することで応募先の会社が成功するイメージを与えるように意識してください 

会社が望んでいないことを一方的に主張しても意味がありません。そのため、受け手側にとって「採用したい!」と思わせるような魅力的な自己PRを完成させましょう。 

職務経歴書を選ばれるために注意すべき点

第二新卒の職務経歴書で退職理由の書き方について注意しなければいけません。 

新卒で入社した会社を数年で辞めるため、会社への不平不満が原因で転職を決意した人も多いと思います。 

たとえば、「残業時間が多く休日も予定が立てられない」「職場の人間関係がギスギスしている」「毎月の給料が低すぎて生活できない」など会社への不満を上げていくと数多くあります。 

しかし、このような不満を退職理由として書類選考や面接の場で伝えることは、あなたの印象を悪くするだけなので辞めておきましょう。 

退職理由を伝えるには採用側を納得させるようなコツがあります。 

採用側が納得のいく退職理由

職場環境が最悪だとしても、それを退職理由として伝えてはいけません。 

なぜならば、職場環境や職場の人の責任にしていると、採用担当者は「何か問題が起きると他社の責任にする人物かもしれない」と思い、あなたに対して悪い印象を抱くからです。 

そのため、どれほどブラックな職場環境だったとしても、過去を振り返って愚痴のような退職理由を伝えてはいけません。反対に、将来やりたいことがあるから転職を決意したというような前向きな退職理由を準備しましょう。 

たとえば、以下のようにあなたの過去と応募先の会社の業務を結びつけて転職を決意するに至った経緯を退職理由として示すことができます。 

ポイント

「学生時代にプログラミングの授業を受けたことがあり、新卒で営業職として入社しましたが、やはり学生時代に学んできたことを一生の仕事にしたいと決意して転職活動に臨みました」 

このように、退職理由を考えるとネガティブな内容に考えてしまいがちですが、他社の責任にせずにあなた自身から湧き上がるような動機で転職に至ったことでまとめましょう。 

第二新卒の転職エージェントを活用する

第二新卒で異業種に転職するには、応募先の会社があなたを採用したいと思わせる内容に仕上げる必要があります。初めての転職活動で、そのような魅力的な職務経歴書を書く自信がなければ、転職エージェントを活用することをお勧めします。 

なぜならば、転職エージェントに登録して、担当コンサルタントから職務経歴書の添削や面接での受け答えを無料で指導してもらえるからです。 

たとえば、職務経歴書で応募する会社の求めている人物像がよくわからないため自己PRがまとまらない時、転職エージェントに相談してみましょう。応募先の会社についてどのような人物を求めているか把握しているため、あなたの経歴やスキルからどのように自己PRを書いていけば良いか導いてくれます。 

転職エージェントのサービスは、応募先企業からの成功報酬で成立しているため、転職者は全て無料で手厚いサービスを受けることができます 

まとめ

新卒が売り手市場の中、第二新卒の採用も活発になっています。異業種へ転職したいのであれば、志望動機を明確にしてスキルは応募先の会社にとってメリットのあるものに絞ってください。 

採用担当者が第二新卒者に対して見ているポイントをきちんと押さえて、職歴が浅くてもアピールできる点を探しましょう。 

退職理由と志望動機はセットで必ず聞かれることです。そのため、ネガティブな退職理由にならないように注意して、「将来に向けてこのような活躍をしたい」というように前向きな志望理由にまとめてください。 

それでも職務経歴書に自信がなければ、転職エージェントの活用をお勧めします。転職エージェントは、応募先の会社を熟知していて、選考を通過するための実績もあります。初めての転職で不安がある場合は、転職エージェントと一緒に転職活動に臨みましょう。 

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