転職活動の始め方

第二新卒の求人倍率が高い時の転職活動のコツ

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 第二新卒の求人倍率が高い時の転職活動のコツ

少子化に伴う若手社員の人材不足により、新卒だけでは人手不足を解消できない状況となっています。 

そこで会社側は、第二新卒と呼ばれる転職者の採用に力を入れています。 

これにより、第二新卒の転職市場は新卒と同様に売り手市場となっています。第二新卒で転職活動を始めている人にとっては大きなチャンスと言えるでしょう。 

しかし、第二新卒が売り手市場だとしても、新卒のように簡単に内定を手に入れることはできません 

そこで、求人倍率が高まって売り手市場の時の第二新卒の転職で重要なポイントについて説明します。 

第二新卒とは

転職の求人に第二新卒枠で募集している会社があります。この第二新卒とはどのように定義されているでしょうか。 

一般的に最終学歴を卒業後、新卒として入社して3年以内で転職活動をする人を指します。 

たとえば、以下の場合に転職活動を始めると、第二新卒枠への転職が可能です。 

・高校を卒業後、新卒として入社した会社で働き入社から3年以内に転職開始 

・専門学校を卒業後、新卒として入社した会社で働き入社から3年以内に転職開始 

短大を卒業後、新卒として入社した会社で働き入社から3年以内に転職開始 

・大学を卒業後、新卒として入社した会社で働き入社から3年以内に転職開始 

・大学院を卒業後、新卒として入社した会社で働き入社から3年以内に転職開始 

第二新卒の年齢

年齢としては18歳から25歳の年齢層を指します。募集している会社によっては4年以内の社会人経験でも第二新卒枠として採用することもあるため、気になる場合は事前に確認しましょう。 

第二新卒のリスクに注意

第二新卒の転職を始める前に、募集を出している会社側が抱いているネガティブな面を知っておくことが重要です。 

なぜならば、採用面接でネガティブな質問を投げかけてくることがあり、しっかりと回答できなければ内定に影響するからです。 

たとえば、第二新卒の転職者に対するネガティブな印象としては以下のものが挙げられます。 

・3年以内で転職を決断したことにより、「会社に定着しない人」という印象を与えてしまう 

・早期退職により、「何か不満があればすぐに転職してしまうのではないか」と思われてしまう 

・新卒時の気持ちが抜けず、転職後も新卒のような振る舞いをするのではないかと不安になる 

このように、第二新卒の転職にはネガティブな印象を持たれていることが前提です。このような印象を持たせないように、しっかりとした社会人の下地を整えてから転職に臨みましょう。 

第二新卒の市場価値

新卒以上、中途未満に位置する第二新卒という採用枠はなぜ需要が高まっているのでしょうか。 

会社の業績を上げるために、即戦力となる中途社員を採用した方が結果に繋がります。 

そこで、転職市場の動向から、第二新卒の需要について解説します。 

新卒の就活市場の変化に影響される

第二新卒の採用が活発になった背景として、新卒の就活市場が変化したことに影響されています。 

なぜならば、1990年代後半から2000年代に渡る不景気による就職氷河期のため、新卒社員の採用が渋られていたからです。 

たとえば、以下のグラフを見ると求人総数が1990年代後半にかけて下がり始めて、1997年から1998年にかけて一旦戻りかけて2005年まで下がり続けていることがわかります。 

2006年から再び求人総数が回復の傾向にありましたが、2009年のリーマンショックの影響で翌年の2010年から再び下がり始めて2014年まで低迷を続けています。 

2015年に再び求人総数が増えて求人倍率も同様に高まっています。 

求人倍率推移

<リクルートワークスより引用> 

この求人倍率とは、新卒1名に対して何件の求人があるかを示しています。この求人倍率が高いほど経済に活気があると言われています。 

この求人倍率が高くなるほど、求人数に対して学生の数が足りていないことを表しています。 

それに加えて、新卒が3年で3割辞めていく「3年3割の離職率」は景気の動向に関わらず一定に起きているため、ますます若手人材の確保に苦戦しています。 

そこで、新卒と大きく年齢の変わらない「第二新卒」の採用枠を作り若手社員採用に乗り出しているといった状況です。 

会社が第二新卒を採用する理由

若手人材が欲しければ、次の新卒入社時期まで待てばいいと思いますが、第二新卒の採用に力を入れる会社は数多くあります。 

なぜならば、新卒の採用には時間がかかる上に、内定を与えたとしても事情により内定辞退が頻発するからです。 

たとえば、私の勤めている会社でも新卒200名に内定を出した場合、必ず30名ほどの内定辞退者が現れます。他社の内定を獲得していたり、家庭の都合上通勤が難しくなったりなど人それぞれの事情で辞退者が現れます。 

数ヶ月間時間をかけて新卒採用したにも関わらず、目標の人数を獲得できないという状況が当たり前になってきています。 

そのため、短期間で効率良く若手社員を確保するために第二新卒の採用が注目されました。 

会社が第二新卒を採用したい理由としては以下の3点です。 

・社会人の基本的マナーが備わっているため研修コストが不要 

・前の会社に染まっていないため、自社の社風になじませやすい  

・内定から入社まで新卒のような長い時間がかからない 

新卒社員の入社と比較して、この3点にメリットがあるため、第二新卒の採用が盛んになっています。 

職業によっては第二新卒の求人倍率が低い

新卒社員の売り手市場によって第二新卒の需要が高まっていますが、全ての業界で積極的に採用をしている訳ではありません。 

なぜならば、業界によっては新卒社員の応募が殺到していて十分に若手社員を確保できているからです。 

たとえば、求人倍率が1倍を下回るような職業では求人数に対して応募者が殺到しているため人材が余っている状態です。一方で求人数に対して応募者が少ないため人手不足となっている職業もあります。 

以下の職業は求人倍率2倍以上で人材が不足している職業です。 

建築、保安、医師、販売、機械整備、介護、運輸、郵便、飲食、電気工事、接客、情報処理、看護師、金属加工、保険医療サービス、開発技術者 

また、以下の職業は求人倍率1倍以下で人材が飽和している職業です。 

生産設備制御、営業販売関連事務、居住施設やビル管理、機械組み立て、製造技術者、鉄道運転、船舶運転、航空機運転、デザイナー、写真家、映像撮影者、事務用機器操作、一般事務 

求人数の変動により先に挙げた倍率も変化します。 

詳細は厚生労働省で毎月発表されている一般職業紹介状況の「職業別一般職業紹介状況[実数](常用(除パート))」のPDFデータを参考にしてください。 

第二新卒が転職で有利な点

新卒の求人倍率が高まるとともに、第二新卒の求人倍率も高まります。 

これは新卒が売り手市場であるほど、若手就職や転職者にとって有利な環境が整っている証拠です。 

転職のタイミングについて迷っているならば、求人倍率が高い頃が有利に転職できます。 

新卒の求人倍率が高いと第二新卒も有利

リクルートワークス研究所で毎年発表されている大卒求人倍率調査によると、2020年大卒求人倍率では1.83倍と発表されており、企業の採用難が続いていると報告されています。 

なぜならば、この数字は求職者1人に対して求人がいくつあるかという数字を表しているからです。 

たとえば、求人倍率1.8倍ということから、求職者が全員正社員として採用されたとしても、仕事が0.8ほど余っているという状況を表しています。 

つまり、1人の求職者に対して2つの会社が奪い合っているような状態です。このように新卒の人数が減っていることと、人材不足の効果が重なったことにより新卒だけでなく第二新卒の採用に力を入れています。 

若いことが転職では有利

「求人倍率が高くても、一部の有能な求職者に内定が集まるのではないか」と思っているのではないでしょうか。 

しかし、第二新卒の転職活動では、業務の実力だけで内定が決まることはありません。 

なぜならば、第二新卒は社会人経験3年程度の若手のため、輝いた実績を築けている人はほとんどいないからです。 

たとえば、実績よりも転職に至った志望動機や、将来どのようなキャリアパスを描きたいかなどの点が重視されます。 

このように、第二新卒は年齢の若さから実績よりも、将来の展望が期待されています。そういった点で第二新卒の「若さ」は転職市場で有利になります。 

第二新卒の効果的なアピール方法

新卒の求人倍率が高まると共に第二新卒の求人倍率も高まります。 

これは求職者側が売り手市場で有利に立てている状況ですが、会社の採用担当側としては「残念な社員を採用したくない」という心理になります。 

求人倍率が高くなっても誰でも転職できるという訳ではありません。転職者が「ブラック企業に入りたくない」と考えるのと同様に、採用側も「ブラックな人材は採用したくない」と考えるものです。 

そのため出来るだけ良い人材を確保したいという心理になります。しかし、20代前半の職務経歴はどれも差がありません。 

そのため、第二新卒の転職では応募する企業に合わせたアピールのやり方で差がつきます。 

そこで、第二新卒がアピールする上で押えておくべきことを解説します。 

アピールするために抑えておくべきこと

転職したい会社にアピールするためには3つの手順があります。 

1.あなたの職歴を書き出す 

2.応募先の企業で求めている人物像を調べる 

3.あなたの能力と、応募先の求める人材が結びつく部分をアピールする 

この3つの手順を踏まえて志望動機や面接で伝えます。 

職歴の書き出しを怠ると、応募する企業の求める人物像と求職者の人物像がかけ離れてしまいます。これにより、手に入れることができた内定も失ってしまうのです。 

なぜならば、会社側の求める人材とあなたの職歴に結びつく部分がなければ、他の転職者を選んだ方が良いと判断されるからです。 

しかし、「どうやって職歴を結びつければ良いかわからない…」と弱気になる人がほとんどです。初めての転職ですので、このアピールがやりにくく感じても仕方ありません。 

ただ、あなたの職歴で当たり前だと思っていることが他社から見ると「喉から手が出るほど欲しい人材だ」と思わせることもあります。 

第二新卒の転職でアピールが成功して内定を獲得できている人は、職歴がすごいのではなく、自分の職歴が他社から見た場合、どのような点で優れているかを知っているのです。 

転職エージェントを活用

自分の職歴をアピールする能力は、転職活動でなかなか身につくものではありません。 

こで、客観的な視点であなたの職歴をアピールすることができる転職エージェントを積極的に活用すべきです 

なぜならば、あなたの職歴から希望する会社に向けてアピールできる点を見つけることができるからです。 

たとえば、あなたの職歴で強みを分析して書類や面接でどのようにアピールすべきか指導してくれます。そして、あなた一人でアピールするだけでなく、担当者が面接後に応募した会社に向けてフォローを入れてくれるので、一人で転職活動をするよりも内定を手にするチャンスが上がります。 

この転職エージェントのサービスは全て無料で受けることができます。これは転職エージェントと企業の間で成功報酬で成立しているからです。 

そのため、転職でアピールが苦手と感じているのであれば転職エージェントを利用しましょう。 

まとめ

第二新卒の特徴と注意点について説明しました。第二新卒にはネガティブな印象も持たれているため、そのような印象を持たれないように注意しましょう。 

そして、新卒の求人倍率が上がるとともに、第二新卒の市場価値も高まっています。第二新卒が転職で有利な点をしっかりと押えて転職活動に臨みましょう。 

第二新卒の効果的なアピール方法は以下の3点です。 

1.あなたの職歴を書き出す 

2.応募先の企業で求めている人物像を調べる 

3.あなたの能力と、応募先の求める人材が結びつく部分をアピールする 

それでも初めての転職活動で、職歴をアピールする自身がないと弱気になるかもしれません。 

そこで、あなたの職歴から応募先の企業へアピールできるように、転職エージェントを積極的に活用することをお勧めします。 

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