転職活動の始め方

第二新卒の企業研究で重視すべき3つのポイント

第二新卒の企業研究で重視すべき3つのポイント

第二新卒の転職を始める上で、転職したい企業のホームページを見たり、会社四季報を読んだりと様々な方法があります。 

企業研究をしないで面接に臨むことは、お客様の求めていることを知らずに商品をすすめることと同じです。 

たとえば、あなたがカバンの販売員でお客様にカバンを進める際に、売りたい商品を勧めても、お客様はそのカバンを購入することはありません。 

カバンを売りたいのであれば、お客様がどのようなカバンを求めていて、予算はどれくらいで、どのような状況で使うのかを知っておかなければなりません。 

つまり、あなた自身を企業にアピールするためには、最初に企業のことを知る必要があります。 

企業研究は正解が無いため、「企業研究は面倒で、どうやって調べたら良いかわからない……」「企業研究をしてみたけれど、この進め方で良いか自信がない……」と不安になることもあります。 

そこで、今回は第二新卒の企業研究のポイントについてお伝えします。 

 

第二新卒の企業研究の目的 

就職や転職は、最初に企業研究から始めることが重要といわれています。それではなぜ、就職や転職に企業研究が必要なのでしょうか? 

企業研究が必要な理由として、企業に対してあなたのアピール方法を間違えないようにするためです。 

よくある企業研究で、売り上げや事業内容、どのような競合他社で業界内でどのようなポジションにいるか、将来性はあるかどうかを調べることがよくある方法です。しかし、それらは最低限知っておくことです。 

他の転職者と差をつけるためには、企業がどのような人物を求めて採用を行っているかを知ることです。それによってあなたのアピール方法も変化します。 

企業研究を始めるにあたり、まずはあなたの転職についての軸を探しましょう。 

しっかりとした仕事選びの軸を持つ 

第二新卒のように短い期間で転職をする場合、「なぜ、短期間で転職しようと思ったのですか?」と質問をされます。 

このような質問に対して、相手を納得させる回答を用意しましょう。 

なぜならば、短期間で転職する第二新卒の場合、「またすぐに辞めてしまうのではないだろうか?」と思われてしまうからです。 

短い期間で転職するということは、「すぐに辞めてしまう人物かもしれない」と思われても仕方ありません。第二新卒の転職者であれば、誰でもこのような印象を抱かれてしまいます。 

このようなマイナスの印象を抱かれないように、しっかりとした仕事選びの軸を持ちましょう。 

たとえば、「なぜ、短期間で転職しようと思ったのですか?」という質問に対しては、以下のように反省すべき点を伝えて、あなたの仕事への熱意を伝えましょう 

ポイント

新卒で入社してから2年間、IT企業で関東エリアの教育機関への営業を担当してきました。2年という短い期間で転職を決意してしまったことについて反省しております。 

しかし、新たな仕事に転職をするならば、若いうちにしておいたほうが良いと思っています。理由としましては、若いうちにやりたい仕事につくことで、より長い経験を得ることができるからです。

そして、私は昨年のIT企業の展示会に足を運んだ際に、御社の企業向けシステム開発に非常に興味を持ち、将来この仕事を続けていきたいと思いました。それから、エンジニア育成の社会人スクールに通い、ある程度の技術が身についたため転職を決意しました。 

このように、下記のような点に注意して、筋の通った仕事選びの軸を持ちましょう。 

ポイント

・早期で転職してしまったことについての反省を伝える 

・若いうちに転職して、できるだけ長く働きたいという意志を見せる 

・転職するために努力してきたことを伝える 

企業研究から転職者に望んでいることを導く 

転職するためには、転職先の企業がどのような人物を望んでいるかを知らなければうまくいきません。企業研究とは、企業の情報を集めるだけではなく、企業がどのような人物を望んでいるかを見極めることです。 

なぜならば、企業の求めている人物像を知らなければ、書類や面接でアピールできないからです。 

たとえば、企業が望んでいる人物とあなたのアピールポイントが外れていれば、内定を得ることはできません。経験、能力ともに満たしていたとしても、企業の求める人物とかけ離れていたのでは失敗してしまいます。 

そのため、企業研究では、どのような人物を求めているのかをしっかりと見極めましょう。募集要項だけでは企業の求める人物像を研究するには乏しいので、転職を仲介している転職エージェントに質問すると良いでしょう 

企業研究のやり方 

第二新卒の転職において、企業研究をする目的は「企業が求めている人材を見極めること」「その企業が自分にあっているかを調べること」の2点です。 

採用において、企業側は自社の方針や社風に合った人物を求めています。素晴らしい職歴やスキル、資格を持っていたとしても、考え方や人物が合わなければ内定を得ることはできません。 

そこで、企業研究を進める上で重要なポイントについて説明します。 

企業研究の3つのポイント 

企業研究を始めるにあたり、たいていの人がその企業のホームページから情報を得ます。企業を調べる際に、以下の3つのポイントを意識して伝えましょう。 

ポイント

・企業の規模、歴史 

・企業理念/社風 

・事業内容/取り扱い商材 

なぜならば、先に述べた情報を調べることで「会社の特徴」「企業が大事にしている点」「企業がどのような事業で利益を上げているか」が分かるからです。 

たとえば、先に述べた3つのポイントについて以下のように調べることができます。 

・企業の規模、歴史 

企業の規模、現在までの歴史、展開している地域などの情報は基本的な部分ですので押さえておきましょう。掲載されている数字だけを覚えるだけではなく、どのような部署がどのようなターゲットに対してビジネスを展開しているかを調べましょう。これにより、会社の特徴を見極めることができます。 

・企業理念/社風 

企業の大事にしている理念と、これからの方向性は、企業研究において最も重要です。あなた自身に深く関わる点ですので、仕事のキャリアパスについても確認しておきましょう。 

働いている先輩社員のインタビューは、仕事のキャリアパスについて最もイメージしやすい内容です。企業側としても、会社の顔であると判断した先輩社員のインタビューを掲載しているため、求めている人物像の判断に適しています 

・事業内容/取り扱い商材 

事業内容や取り扱い商材は、面接で必ず質問される内容です。理由として、最低限の理解が無ければ興味がないと判断されてしまうからです。企業ホームページに掲載されている内容は必ず調べておきましょう。 

企業がどのような事業で利益を上げているかをきちんと把握しておきましょう。 

このように、企業選びの3つのポイントをおさえて企業研究を進めましょう。 

企業研究で注意すべきポイント 

企業研究は一つの会社だけでなく、同業他社と比較して客観的に見極めましょう。企業を調べるにあたり、口コミサイトを使ってより深く調べる人もいますが、参考程度にしておくべきです。 

なぜならば、口コミサイトにはリアルな情報も掲載されていますが、個人の主観的な情報であるため、信憑性が低いからです。 

たとえば、口コミサイトへの投稿のほとんどは退職者によるものであり、会社に対して悪い印象を持った人が多くを占めています。主観的な意見に囲われてしまうと、なかなか客観的に企業を知ることができません。 

そのため、企業研究を進めるには希望する企業だけでなく、同業他社も調査して客観的に見極めるようにしましょう 

企業研究を効率よく進める方法 

これまで企業研究をすることの目的と企業研究のやり方についてお伝えしてきました。しかし、複数の会社を受けるとなれば、企業研究に時間がかかります。 

働きながら転職を進めているのであれば、なおさら企業研究にかかる時間を抑えたいものです。 

そこで、効率よく企業研究を進める方法について説明します。 

転職エージェントに企業研究を依頼する 

働きながら転職活動を進めるには、帰宅後や休日の限られた時間で進めるしかありません。この短い時間内で企業研究や履歴書、職務経歴書の作成、面接対策などを複数の企業に渡って進める必要があります。 

「転職したいけれど、毎日の仕事で疲れて進まない……」と切ない思いをしているのではないでしょうか? 

そんな時は、転職エージェントに依頼することをお勧めします。 

なぜならば、転職エージェントは転職者と企業を仲介する仕事のため、転職者の企業研究だけでなく履歴書や職務経歴書、志望動機や自己PR、面接の対策なども支援してくれるからです。 

たとえば、転職エージェントに登録して初回の面談から、あなたの転職したい企業の聞き取りを行います。その後、あなたが働いている間にあなたの志望する企業の調査を進めてくれます。 

仕事が終わった帰りや休日に転職エージェントを訪ねたり、メールで企業研究の結果を聞き出すことができます。 

このように、あなたが働いている間に転職エージェントが企業研究を進めているため、効率よく転職活動を進めることができます。「転職活動がうまく進んでいない」と悩んでいるのであれば、転職エージェントに企業研究を依頼してみましょう。 

まとめ 

企業研究は、転職を進める上で重要な第一歩です。 

まずは、あなたの仕事の軸をしっかりとさせるために、転職してやりたい仕事を明確にしましょう。第二新卒は3年未満の社会人経験で転職するため、早期で退職することの反省点を伝えることも重要です。 

次に、企業がどのような人物を求めているかを知ることが重要です。求めている人物像とあなたに相違があれば、能力を満たしていても内定を得ることはできません。 

具体的に企業研究を進める方法としては「企業の規模、歴史」「企業理念/社風」「事業内容/取り扱い商材」の3津のポイントを押さえましょう。これにより、以下のことが分かります。 

ポイント

・会社の特徴 

・企業が大事にしている点 

・企業がどのような事業で利益を上げているか 

企業研究を進めていくと、口コミサイトを覗いてみたくなります。しかし、ほとんどは退職者による主観的な意見なので、参考程度にしておきましょう。同業他社の調査も進めて、比較しながら企業研究を進めると良いでしょう。 

新卒と同様に、転職活動では複数の企業に応募します。働きながら帰宅後や休日に企業研究を進めることは非常に難しいです。効率よく企業研究を進めるには、転職エージェントがおすすめです。 

転職エージェントのサポートは全て無料で受けることができます。忙しくて転職活動がなかなか進まないと悩んでいるのであれば、転職エージェントを活用しましょう。 

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