新卒で入社して、半年も経つと「今の会社の労働環境ヤバイかも」や「激務の割に給料が安くないか?」と悩みはじめる頃ではないでしょうか。
そうはいっても、同じ業界であれば他社に転職しても、似たような労働環境である可能性が非常に高いです。
入社から半年から3年以内の第二新卒枠であれば、新しい業界にチャレンジしやすい時期です。 そのため、会社に不満があるときには、新しい業界への転職を考慮することをオススメします。
ただ、新しい業界への転職となると、業界選びで苦労するはずです。
今回は、第二新卒が志望する業界選びのポイントをお伝えします。
第二新卒の業界研究を始める前に
第二新卒として新しい業界へ転職するためには、業界とのミスマッチを防ぎましょう。
このミスマッチを防ぐには、新卒採用の時と同じように自己分析、職種、企業についての調査が必要です。
この作業はとても面倒に思えますが、転職活動を円滑に進めるために必要となります。
自己分析をして自分に合う業界を研究
あなたに合った業界を探すために、まずは自己分析が必要です。
なぜならば、あなたに合う業界とは「あなた自身が働きやすい環境が基準」だからです。
たとえば、「毎日決まった業務をこなしていく事が良いのか」、それとも「不規則的で刺激のある仕事が向いているのか」という仕事への適性について考える必要があります。
他にも、「顧客と直接接する仕事が良いか」、それとも「対面ではなくコツコツと業務をこなす仕事が良いのか」という具合で、あなたがどのような働き方を望んでいるか考えましょう。
このように考えていくと、当てはまらない業界が出てきますので、迷わず省いていくことをおすすめします。実際にあなたが働く姿をイメージしながら「あなたに当てはまる業界」を深掘りしましょう。
気になる業界の流れを研究
先に述べた方法で、興味のある業界を絞った後、業界の仕事の流れについて調査しましょう。
企業が提供する「商品」や「サービス」には幾つもの職種や、協力会社が関わっています。
たとえば、あるIT企業でアプリ開発の業務の場合、顧客との金額やスケジュールを打ち合わせする営業担当者、アプリのデザインをするデザイナー、アプリの開発をするエンジニアのように様々な職種の人が関わります。
また、提供する商品やサービスが企業に向けたものか、それとも個人の消費者に向けたものかによって労働環境が変わります。
この業界の仕事の流れをつかむ事で、あなたがどのポジションで関わる事ができるかをイメージしましょう。
第二新卒者であれば、ある程度の職務経験がありますので職業への憧れではなく、あなたに合うかどうかで判断しましょう。
気になる業界の未来はこれからどうなる?
転職では、誰もが自分と会社の相性について深く考えますが、広い視野で業界の将来性について調べておく必要があります。
なぜならば、仮にあなたと業界の相性が良かったとしても、業界自体が先細りでは長く働く事ができないからです。
たとえば、日本は少子高齢化の問題を抱えています。そのため、結婚式を挙げるカップルが毎年減少しています。 このような状況で、あなたがウェディングプランナーとして転職した場合、10年、20年後も安定して働けているでしょうか?
おそらく、結婚式を挙げるカップルが減少する事で業界自体も縮小し、人員も削減されていく事でしょう。
あなたと業界の相性に加え、業界の将来性について情報を収集しながら、広い視野で調査することをお勧めします。
転職エージェントを活用して、効率よく業界研究!
業界の研究を進めていく中で、あなた1人だけで自己分析をするには限界があります。
「業界地図」や「就活四季報」などの書籍で業界研究に必要な情報を手にすることができます。それでも、「自分だけで業界を研究する自信がない……」と少しでも不安に思うのであれば、業界についてのイベントに参加することをおすすめします。
第二新卒の業界研究セミナーに参加
転職エージェントが主催している、第二新卒向けの業界研究セミナーに参加することをお勧めします。
なぜならば、業界についてウェブサイトや書籍から情報を得るだけでは、より深い情報を手に入れることができないからです。
たとえば、あなたが「他の業界に転職したい」と思い、業界を調べ始めたとします。ただ、普段から業界の動向についてアンテナを張り巡らせているわけではないので、業界研究のやり方に自信を持てないのではないでしょうか。
このような場合、普段から業界の動向に注目している転職エージェントの研究方法を参考にすると良いでしょう。第三者の立場からプロの目線であなたを新しい業界へ導いてくれるので、業界研究セミナーに参加して直接相談することをお勧めします。
気になる企業の雰囲気を知ることができる
あなたに合う業界が絞られてくると、次はどの企業にすべきか選ぶことになります。そこで、転職エージェントから気になる企業についての情報を聞き出しましょう。
なぜならば、転職エージェントは入りたい職種や部署の雰囲気の情報まで握っています。そのため、求人情報や口コミサイトに記載されていないような濃い企業情報が手に入るのです。
たとえば、企業が第二新卒の採用を始めた際に、転職エージェントはその企業の採用担当者と直接打ち合わせを行い、業務内容から会社の様子、働いている社員の雰囲気を調査しています。
転職エージェントは企業と転職者を結びつけることが仕事です。そのため、企業の深いところまで入り込み、会社の雰囲気を掴んでいきます。このように会社の濃い情報を集めることで、転職者が安心して転職できる体制を整えています。
まとめ
現在あなたが置かれている業界の労働環境が悪く、先行きを不安に感じているのであれば、「自己分析をしてあなたに合う業界の候補」を探し出し、「転職エージェントを利用して効率よく業界研究」をするように心がけましょう。
業界の情報は書籍やウェブサイトから入手するだけでは、リアルな業界の情報が手に入りません。業界研究をしているセミナーに参加して業界を絞り、転職エージェントを活用してあなたに合う企業を選びましょう。