転職活動の始め方

第二新卒の転職はスキルよりも◯◯!スキルなしで成功する4つのコツ


新卒で入社した会社に不満があり、転職をしたいけれどスキルに不安を抱えている第二新卒は多くいます。

不安を感じた状態で転職活動をすると、成功の可能性が低くなります。

第二新卒の転職では採用する企業側は転職者のどこをみているのでしょうか?

実は、スキル面よりも重視している点があります。そこで、第二新卒の転職でスキルに自信がなくても成功する秘訣を解説します。

この記事を読むメリット

・スキルのない第二新卒が転職で成功する方法が分かる

・第二新卒の転職で採用側がどのような点を重視しているかが分かる

・第二新卒の転職でスキルよりも重要なものが分かる

転職したいけど、スキルに自信がなくて……

大丈夫!第二新卒の転職ではスキルよりも重視されてることがあるから、それについて解説するね!

企業の採用担当者は第二新卒にスキルよりも重視してる点

第二新卒の転職市場では、スキルが身についている人の方が少ない傾向にあります。

なぜならば、社会人経験が3年程度では仕事の経験がそれほど積み重なっていないからです。

そのため、第二新卒を採用する側も転職者のスキルを重視していません。

第二新卒を採用する側の企業は主に以下の点を重視しています。

ポイント

・仕事への前向きな姿勢

・社会人としての基本が身についているか

・入社後の将来の見通しを立てているか

・長く働く意思があるか

・社風に合う特性を持っているか

これらの点を押さえていれば、スキルがなくても採用される可能性はあります。

第二新卒はこれまでの実績よりも将来性に期待されるため、企業へアピールできるポイントを理解して未来への仕事に対する熱意をアピールしていきましょう。

それでは、企業側が第二新卒について重視している項目について解説します。

仕事への前向きな姿勢

第二新卒は仕事の経験が長くても3年程度のため、ほとんどの場合スキルが身についていません。

そのため、スキルをアピールするよりも仕事に対しての前向きな姿勢をアピールしていきましょう。

その理由は、年齢が若ければ仕事への吸収が早いため、すぐに適応できるからです。

実際に、企業では社会人1年目から3年目まで役職が飛躍的に上がることはないため、社会人経験3年ほどの第二新卒も新卒と同じくらいのスキルと考えられています。

将来性に期待されているので、あなたのポテンシャルや入社後の仕事への前向きな姿勢をアピールしていくと効果的です。

社会人としての基本が身についているか

第二新卒の転職では、社会人としての基本が身についていることが必須です。

なぜならば、採用する側の企業は第二新卒は、新卒と同様のコストをかけない点にメリットを感じているからです。

つまり、社会人としての基本を身につけていることが第二新卒の転職で必要な条件となります。

社会人の基本は以下の点を押さえましょう。

ポイント

・ハキハキとしたあいさつ

・時間を守る

・報告、連絡、相談を怠らない

・簡潔にわかりやすく話す

・聴く時はメモをとる

・ビジネスに適した服装と髪型
・メールのマナー

・言葉遣い

・立ち居振る舞い

仕事のスキルが重視されない反面、社会人としての基本的スキルを求められるため採用側が求めている点を満たしておくことをおすすめします。

第二新卒の転職では、社会人の基本が身についていて当然と判断されるため、自然に振る舞えるようにしましょう。

入社後の将来の見通しを立てているか

第二新卒の面接では、入社後の将来の見通しについて質問をされることが多いです。

採用側がこの質問をする意図は、主に以下の理由によるものです。

ポイント

・将来のキャリアの見通しが自社のキャリアパスと一致しているか知りたい

・自社の社風、文化に合うか知りたい

・応募者の成長への意欲を知りたい

これをやりたいという具体的なものがあれば、「この部署で働き成果を上げたい」や「この職種でスキルを伸ばしたい」「このプロジェクトでマネジメントをしたい」という具体的なイメージを描いていきましょう。

入社してから具体的にやりたいことが思い浮かばない時はこれがやりたいだけでなく、こうありたいという視点で考えていきましょう。

応募先の企業について詳しく知りたい時は、実際に働いている社員へのインタビューが効果的ですが、簡単にできることではありません。

そこで、転職エージェントを活用して応募先の企業について具体的に教えてもらう方法が効果的です。

長く働く意思があるか

採用する側は長期間で働く意思のある人材を求めています。

なぜならば、第二新卒の場合は、スキルが重視されないため採用後のある程度の期間は育成する期間として考えられているからです。

育成期間中は売り上げがないため、利益よりも人件費がかかります。

つまり、企業側は長く働く意思が低くて早期で退職してしまう人材は採用したくないということが本音です。

第二新卒の面接の場では、長く働く意思がある人材の方が選ばれるため長期間で働く意思を示していきましょう。

社風に合う特性を持っているか

企業の社風に求職者がマッチしているかを重視している企業もあります。

社風とマッチしているかという点は、企業よりも転職者側にとって重要です。

なぜならば、転職に成功したとしても社風に合わずに退職してしまうケースも多いからです。

たとえば、内気で静かな環境が好きな人が活気溢れる企業に入社すると職場の雰囲気に馴染むことができずに孤立してしまいます。

待遇や給与がとても魅力的でも、あなた自身と企業がマッチしていないとストレスが溜まってしまいます。

あなたの特性と企業の社風がマッチしているかきちんと見極めておくことをおすすめします。

スキルがない第二新卒が成功する方法

第二新卒を採用する側はスキルについて重視していないことが明らかになりました。

第二新卒はスキル面よりも以下の点についてアピールしていきましょう。

ポイント

・仕事への前向きな姿勢を伝える

・前職で身に付けた社会人に必要なスキル・知識を伝える

・基本的な社会人スキルをアピールする

・前向きな転職理由を伝える

それぞれのアピールについて解説します。

退職理由は仕事への前向きな姿勢を伝える

新卒で入社した会社を3年も経たずに辞めてしまったことは、企業にマイナスイメージを与えてしまいます。

転職の面接では、必ず退職理由について質問されます。

退職理由を話すときはマイナスイメージにならないようにしましょう。

その理由は、質問の内容的にマイナスな回答に偏りがちになってしまうからです。

そこで、退職理由を伝えるときはこれからの仕事に対して前向きな姿勢を伝えることが重要です。

具体的には、以下のような退職理由を伝えてみましょう。

ポイント

・自分の強みを発揮して専門性のある仕事に活かしていきたいです

・前職を通して出会った〇〇の仕事に対して魅力を感じたため、それを仕事にしたいです

・これまで身につけた知識を活かして、〇〇のスキルを身につけていきたい。

人間関係や仕事内容、待遇面などに不満を持って退職する場合がほとんどですが、その気持ちを直接的に伝えてはいけません。

必ず前向きな退職理由にしてから伝えるようにしましょう。

前職で身に付けた社会人に必要なスキル・知識を伝える

第二新卒はスキルについて重視されないと述べましたが、前職でどのようなスキルを身につけたか伝えるようにしましょう。

採用面接の場では、前職でどのような仕事をしてきたか必ず質問をされます。

その質問に対して、前職の仕事内容やスキルを伝えましょう。

仕事内容やスキルについて何も話すことがなければ「何も学んでなく、成長しない人」と判断されてしまいます。

どのような小さなことでもいいので、身につけたスキルを洗い出してアピールしていきましょう。

あなたにとって大したことがないと感じるスキルも、他社では高く評価されることがあるかもしれません。

基本的な社会人スキルをアピールする

基本的な社会人スキルとは、2006年から経済産業省が提唱している社会人に必要とされる能力です。主に3つの能力に分けられていて、それぞれの能力を構成する12の能力が記載されています。

前に踏み出して、失敗しても粘り強く取り組む力

 物事に主体的に進んで取り組む力

 他人に働きかけて巻き込む力

 目的を設定して確実に行動する力

疑問を持ち、考え抜く力

 現状を分析して目的や課題を明らかにする力

 課題の解決に向けたプロセスを明らかにして準備する力

 新しい価値を生み出す力

多様な人とともに、目標に向けて協力する力

 自分の意思をわかりやすく伝える力

 相手の意見を丁寧に聴く力

 意見の違いや立場の違いを理解する力

 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力

 社会のルールや人との約束を守る力

 ストレスの発生源に対応する力

これらの全ての能力を全て完璧に身につけることは難しいでしょう。

しかし、これらの能力はあなたが経験してきた業務を通して身につけていきます。

あなたが今まで関わってきた業務が先に述べた能力のどれかに該当しているかもしれません。

たとえば、初めての業務で失敗を重ねてきたけれど、上司や同僚のおかげでプロジェクトが完了した場合、他人に働きかけて巻き込む力や目的を設定して確実に取り組む力に該当します。

あなたがこれまで経験してきた仕事が基本的な社会人スキルのどれに該当するか考えて、アピールできるポイントを明らかにしていきましょう。

前向きな転職理由を伝える

転職理由を伝える際に、マイナスなイメージになりがちです。

本音の転職理由を伝えてしまうと、愚痴になってしまい採用側に悪い印象を与えてしまいます。

主に以下のような転職理由は好ましくないので伝えてはいけません。

ポイント

・やりがいを感じない

・給与が低い

・企業の将来性に疑問を感じた

・職場の人間関係

・残業、休日出勤など勤務への不満

退職理由が愚痴になってしまうと「不満があるとすぐに辞めてしまいそうだ」と判断されてしまいますのでポジティブな退職理由を準備していくと良いでしょう。

まとめ

第二新卒の転職では、仕事のスキルよりも未来に向けての仕事の意欲が重視されます。

スキルに自信がなくても転職をあきらめる必要はありません。

やりたい仕事を決めて、将来どのように活躍したいかを明確にしていくことが重要です。

採用側に将来性が期待できると思わせることができれば、スキルがなくても採用されます。

第二新卒のアピールポイントは理解したけど、具体的なアピール方法が分からない方は転職エージェントの活用がオススメです。以下の記事は転職エージェントが実際にどのようなサポートをしてくれるかを解説しています。

「転職エージェントを活用してみたい!」という方はこちらもご検討ください。

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